CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

ヨーガ・スートラ新学期スタート

3年目にしてようやく肝心カナメのパートに入ったヨーガ・スートラクラス。
持ち上がりのメンバーと新しく加わったメンバーと合流して、それでもそう多くなりすぎない人数でスタートしました。新入生と2年目以上の人たちの間に想定されるギャップがまったくなくて、シームレスにつながっていたのが何よりよろこばしかったのです。考えてみたら新入生は一度でも入門クラスに出ていた方ばかりだったので、ある意味2年目以上の人より経験があるのでした。

入門クラスから来た人たちはそこで学んだことが実生活に大いに役立っているとのことで、このヨガの叡智について興味シンシンの様子。2年目以上の人たちはもはやアシュタンガの朝練のように当然のこととして、この座学クラスに参加している。新鮮な顔ぶれながら違和感のない雰囲気のクラスです。

新学期の初回は、総論のような形でヨーガ・スートラについてのこと、八支則(アシュターンガヨーガ)についての話をしました。そうすると、自然と話の内容はパッタビ・ジョイスのアシュタンガヨガすなわち私たちが毎朝やっている朝練に関連したものになります。

最近改めて「まずカラダ」であると思うことが多く、八支則について話すとやはりグルジのねらいはそこにあるのだということを実感します。まずカラダという基礎をつくると、自ずとココロがついていくのですね。

インド思想を学べば学ぶほどに、実践=プラクティスの重要性を再確認するのですが、澤木老師はこんな風に言われています。

読んでわかる程度なら一種の煩悩を見出すにすぎない。禅というものは「する」ものである。


実に、知識として理解したことは煩悩を生むにすぎない。その煩悩をなくすためには「する」しかないのです。そして、その「する」プラクティスの指針となるのが経典を学ぶことなのだと考えています。土台の上に理論が乗ると、より強力な武器になりますよ。これから半年くらいは、より日常に結びついた、より朝練を充実させるための学びとなります。初回を逃した方も次回はぜひどうぞ。


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冷え込みで長持ちした桜もさすがにおしまい