CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

台風直前で収穫作業完了

またまたすごい台風がやってくるそうで、さっき大急ぎでベランダを片付けた。
昨日すべての稲を脱穀し、籾摺りし終わって、ベランダにあった稲たちもギリギリセーフで片付いてよかった。

最後は綱渡り的米作りである。
昨日一日ですべての作業を終えられるかどうか、私は真剣勝負だった。CHAZENのみんなに協力いただいて、ベランダに干してあった稲をまずブルーシートに包むところから。

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神楽坂の稲作農家CHAZEN


玄関口からエレベーターに載せられるサイズにして、コンパクトカーの後部座席を3分の2倒して稲を積み、すでに脱穀が終わった籾を積み、さらにヒトが3人とイヌ1匹で出発。同行の倶楽部員には申し訳なかったが、すべてを終えて20時までに帰って来るというミッションを果たすために、食事の休憩はなし。行きと帰りの車の中でおにぎりやパンなどをほおばるというブラックな労働であった。

最大の懸念は脱穀機がうまく動くかどうか。
幸い、行くことを伝えたらSOSA PROJECTの高坂さんがヘルプに来てくださって、最後脱穀機が動かなくなったりしたが、ことなきを得た。

機械がちゃんと動けば脱穀自体はすぐに終わるが、問題はいまだにどろっどろの泥沼状態の田んぼに干してある稲を取り込んで車に載せ、脱穀機のある場所まで運ぶことであった。困難の元凶はすべてこのどろっどろにあった。

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みんなはまって動けなくなるんよ


あわよくばここでお昼休憩できるかと思ったけれど、とんでもなかった。脱穀が終わった後に山のように出る稲藁をまた車に載せて、田んぼに撒く(来年の肥料になる)という作業があったのだった。さらに、最後畔に置き忘れて脱穀していない稲の束があったりしてガビョーン。それは手で脱穀したほうが早いと言われ、籾摺りしてくださる方の家へ急ぐ。

しかし、これも何かの思し召し。
手で脱穀しますという私たちに、江戸時代式の脱穀機を出してきてくださった。まるで稲作博物館に見学にきたかのような......。

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昔の人たちはみんなこうして脱穀してたんだなあ


籾摺りは初めて見たけど、超シンプル。籾を投入すれば、うしろから玄米が出てくる。

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ねこちゃんのたくさんいるお家でありました


かくして、この2カ月の私の気苦労はようやくここでフィニッシュとなった。まだ後片付けなど残っているけれど、これでひと段落。最後まで付き合ってくれた倶楽部員たちにひたすら感謝だ。

今朝、さっそく玄米ごはんを炊いてみたら、炊き加減失敗したわりにおいしかった。みんなで作ったお米。ありがとう、ありがとうでいただきます。


今週末からは台風とともにリトリート。でもこっちは何があろうとも成り行き任せで、のんびりゆるゆるやりましょう。