ごきげんよう。
いよいよこれが最終回。59日目の山籠もり日記です。
お山生活ともお別れか思うと、鳥たちの声も木々の緑も、なおさらに、ことさらに、愛おしくてなりません。みんなみんな分校のCHAZEN生なのです。
先日アン・サリーの曲を聴いていて、突然ハッとその歌詞に打たれ、もう一度最初から聴いてみました。
のびろ のびろ だいすきな木
みんな みんなが すきだから
ひとり ひとり そらにむかって いきをしているよ
なんてピュアな詩......。
もうずいぶん昔にダウンロードしたアルバムに入っているのですが、長いプレイリストの末尾に追いやられていてあまり聴いていませんでした。たぶんこの詩に気づいたのは、お山の生活で心の垢が取れたから。
さらには心境の変化も。
山籠もり生活の初めは、負けないぞ、泣かないぞという「山の子は山の子は♪」だったのが、東京に帰るのを目前にした今は「のびろ のびろ だいすきな木♪」というのは、緊張がとれてのびやかな気持ちになったことを象徴しています。
聴けば聴くほどCHAZENの歌のような気がして、本校のCHAZEN生や分校のCHAZEN生を思って毎日ずっとこの歌を歌っているのです。
のびろ のびろ だいすきな木♪
みんなみんながすきだから♪
ひとりひとりがそらにむかって
いきをしてるから♪
山籠もり日記にお付き合いくださり、感謝申し上げます。
それではまた近いうちに。今度は神楽坂から。