CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

マインドの大掃除

食養生して、たくさん寝て、漢方薬も飲んでみてはいるけれど、なんかおかしい。さっきまでお腹空いてたのに急に気持ち悪くなったり、ちょっと動いただけで動悸がしたり、突然耐え難い怠さが出たり頭が痛くなったりしている。体調いいなと思っていると「急」に落ちるので予測ができない。

身体がイカれちまったこの感じ、ずっとずっと昔の若いころ、思い悩んだり、夜遊びが過ぎたりしたときと同じだ。要するに自律神経がおかしくなってしまっているので、アウトオブコントロール不定愁訴のオンパレード。漢方でいう心(しん)というのは心臓のことだけでなく、精神状態に関することでもあるので、心血虚というのはまさに自律神経失調症的な証でもある。

脚下照顧。
漢方のことばかり考えるあまり、自分の足元を見失っていた。自律神経をととのえるならば、なによりヨガの出番であった。

ちょうど年末年始は朝の開始時間が遅いから、朝晩呼吸法プログラムを取り入れた集中治療ウィークを開始した。本を読んだり、勉強したり、インターネットやYouTubeを見る時間を呼吸法&瞑想・坐禅に変更して、できるだけ頭を使わない、目を使わないようにするのだ(ブログを書くのはオッケー)。

呼吸法をしていると、長い吐く息で頭のゴミが出て行って、吸う息では新鮮な風で塵芥を吹き飛ばしていくかのよう。毎日これを続ければ、夢も見ずにぐっすり眠れるようになる気がする(まだ夢が多い)。これは脳と身体の大掃除だ。

長年の習慣で、呼吸法のあとは瞑想に入るのだけれど、今朝は呼吸法に続けて坐禅をしたら、坐禅中もナチュラルに呼吸法をしてしまっていることに気づいた。「なんにもならん禅」ではふつうはいかなる呼吸法もしないのだけれど、たまにはこういう坐禅をしてみるのもアリだ。

呼吸法をすると、どんどんいらないものがなくなって、ひじょうにすっきりと頭のなかが整理される。そうすると、大事なことだけが降りてくるので、仕事や勉強にも好都合。政治家や実業家が坐禅をするのはこういうことなのだろう。

私の目指す「なんにもならん禅」的には邪道だけど、治療に使うなら十分だ。さて、効果やいかに。

年末は大掃除の季節だけれど、家の大掃除とともに、マインドの大掃除もぜひどうぞ。明日の陰ヨガのテーマもこれだな。


練習後に職場の大掃除に向かった某嬢と理事長のペアルック。

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ベスト作業着ストなオレたち