アースしてきたよ。

2014年に穂高で初めてリトリートをしたとき、何せ理事長(当時は部長)が人間ではないため、同宿できなくて気の毒であった。次は一緒に泊まりたいと事あるごとにロケハンしていた一環として、CHAZEN生と一緒に八ヶ岳に行ったことがある。その少し前から私はひどく体調を崩していのに、着いて駅のホームで南アルプスの山々を見たとたんにケロッと治ってしまったのだった。
転地療養の効果は絶大だ。
これを皮切りにして、堰を切ったようにお山に田んぼにと激しく動きまわったのは、主にシューの老い先を考えてのことだったけれど、その後のパンデミック社会を思うとあの時いろいろやっておいてよかったと思う。
今回はその思い出の八ヶ岳方面に行って、そのときのことをしみじみと思い返していた。
昨年は猛勉強(漢方の)とシューの病気で忙しくしていてあまり気にならなかったけれど、やっぱりEARTHが必要だ。漢方的には、ゆっくり体を休めて自然に触れることは「休養生」といって大事な養生法のひとつでもある。自然というのはそれだけで病を癒してくれるようなパワーを秘めているのだと思う。
もっとEARTHしよう。
大地とつながって、澄んだ空気をからだの隅々に行き渡らせよう。
事件続きの前回に続いて今回は台風でどうなるかと思ったけれど、結果的には山も見えて、天晴な旅になった。

ただし、薄着で早朝散歩して邪気が入ったのか帰ってから葛根湯のお世話になったり、気分のよさに乗じて、ほうとうだ、パンだ、米だと、血糖値が急上昇するものばかり食べてしまったのはよろしくないな。
今月末の断食で仕切り直しせねば......。