CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

デマにご用心

印哲喫茶3回目は、yogaとは何かというテーマでギーターを読みました。
参加者はすでにギーターを読んだことのある人がほとんどなので、従来とは少し趣を変え、ある視点をもってバガヴァッド・ギーターを読むというのがこのシリーズの目的です。今回はギーターのなかでyogaがどのように定義され、どのように扱われているのかを取り上げて、yogaの観念をより立体的にとらえていただきました。

ただ、参加者の多くは百戦錬磨の諸氏であり、「なるほど、yogaはそういうものだったか」と新鮮に思った人は2割弱でした。もうそろそろ耳タコではないかとギーターのシリーズは全3回にするつもりでしたが、耳タコでもギーターが心地よく思えるらしいので、あと2回くらいは続きます。次回はバクティヨーガを仏教とからめてお話しします。

それから、急なお知らせになってしまいましたが、次の土曜日30日の早朝7時〜8時で星覚さんによる正法眼蔵随聞記の購読会を行います。連休中ですが、どうぞひととき手を休めて禅のお話に耳を傾けてください。聴講だけの参加もアリです。

www.chazen.yoga


さて、本日のおやつは先日の旅で調達してきたくまちゃんのクッキーでした。姿が愛らしいのでトレーに並べ、理事長をバックに写真を撮ろうとしたところ、なぜか人が群がってきてキャーキャー大騒ぎになってしまいました。

かろうじて理事長入りの写真は撮れた......


でも、ちょっとへんだ。そりゃね、くまちゃんはかわいいですよ。でも、そんなJKばりに喜ぶことか? と訝しく思っていたら、なんと私が手作りしたと思ったらしいのです。

ありえん......。

あまりの歓声に私は大笑いしていてしゃべることができなかったせいもあるのでしょうが、欺くつもりなどなくても、かくなる仕方でもって事実は間違って伝わってしまうものなのですね。いつだったかめずらしく私が手作りのおやつを作ったことも、思い込みに拍車をかけたのかもしれません。(だから最初で「最後」だって言ったのに......)

冷静に考えれば、完成度が高すぎるとわかるはずです。

それに、こんなかわいらしいナッツを抱き抱えるくまちゃんのクッキーが焼けるような人間だったらば、きっと別の人生がひらけていたことでしょう。さしづめ印哲喫茶などというものをやっていないことは確かです。

しかも、私ったら買ってきた数を間違えていたようで、余裕で余ると勘違いして昨日一部のくまたちを食べてしまったものだから、並べる段になって足りないことに気づいたというマヌケっぷり......。

それでも信じたCHAZEN生たちが純粋なのでしょうか。

泣けます(ウソ泣き)。


それにしても、デマが伝わるのはこういうシチュエーションなんですね。その場の雰囲気、思い込みなどの条件がそろうと、ありえないことを信じてしまう。

ご用心あれ。