CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

非暴力とは......

動物を殺生しないだけでは十分でないこと。
不正と信ずるものでも害してはならないし、怒ってもならないし、かえって愛しなければならないこと。
それゆえ、親でも政府でもすべて圧制者には反対すべきであるが、圧制者に害を加えてはならない。かえって愛をもって圧制者に打ち勝たなければならないし、そして圧制者に打ち勝つまでは、圧制者の意志に服従せず、そのためには死の極刑さえも甘受しなければならない


たまたま、今日読んでいた『講座 東洋思想 1 インド思想』東京大学出版会 に書いてあったガンディーのことば(以下も同書より)。


非暴力ということは、不正や悪に対して現実の一切の闘争をやめるということではない。逆に、わたしの考えでは、それらを結局拡大させるような単なる抵抗を企てるよりも、さらに積極的で着実な現実的闘争が必要である。それらと闘うためには、精神的な人道的抵抗でなければならない。尖鋭な剣で衝突するのでなく、相手のその物的反動の期待を誤らせて逆に相手の剣を完全に鈍らせるのである。みずから押した抑圧から退くわたしの精神的抵抗を見て、相手は幻惑し、躊躇し、果ては屈服を余儀なくするであろう。これは相手に侮辱を与えるものではなく、かえって相手の精神をも尊重するものであるから、万人ひとしくこれを理想として支持することであろう。


続きは、24日の印哲喫茶で。


ガンディーが「殉教」した場所(ガンディー記念館にて)。

訪問したのは2012年7月18日だった