CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

始まりの旅

週末にお山に行ってきました。
仮ですが、お山の家を「空庵」という名前にしようと考えているので、以下そのように呼んでおきます。

前回最後の砦である布団部屋を片付けて、とりあえずではありますが、人を招き入れることができる程度になった空庵に、初めてのゲストがお泊まりしました。友人が大きい車で荷運びを手伝ってくれたのです。私は助手席でシュー殿のご接待に専念することができて楽をさせてもらいました。

若干珍道中でしたが無事八ヶ岳エリアに到着し、まずは予約しておいたヴィーガンランチのお店へ。古民家をうまく使ったカフェの空間に歓声を上げます。

和洋のレトロが織りなす店内


次に、運ばれてきたランチプレートに歓声。ひとつひとつがものすごく手の込んだ、自分では絶対作らない(作れない)系のお料理です。

やるなあ


お味がまたたいへん結構で、十分な量があり(玄米お代わりしたからか?)、大満足です。

私はヴィーガンではないし、ふだんマクロビなど、この手のレストランには行きません。お高いわりに......ということが多いのですよね。それが、さすが山梨。たいへんリーズナブルなお値段で、東京以上のクオリティ。古民家インテリアも楽しく、おまけに窓からは山並みが見えて抜群のロケーションという、すてきなお店に当たりました。

ランチのあとで八ヶ岳倶楽部にも行きましたが、お腹いっぱいなのでお茶はせず、雑木林のお散歩のみ。ぐっすり寝ていたシューさんを起こして連れてきたので、このボッサボサ頭。

別犬種みたい


空庵に着いて荷物を降ろして、日が暮れてから温泉へ。初めて夜になってから出かけてみましたが、街灯もなく、ほんものの暗闇です。そして闇とともにある静寂が贅沢というほどにすばらしいのです。

初めてのゲストは、まだ片付いていない空庵を居心地がよいとたいへん気に入ってくれました。とりあえず合格をもらったようで、ひと安心です。環境も気に入ったらしく、東京に帰ってきてからしきりに「山がない!」と嘆いていました。

翌日は午前中に出発して、道の駅で買い物。そのあと、サントリーの白州蒸留所に行ってみましたが、予約がないと入れないということで、代わりに台ヶ原宿にある「七賢」の蔵元をチラ見(犬連れのため)。

このくす玉よ


見どころスポットでもそれほど人が多くないのがまた好ましく、私にとってはちょうどよい田舎加減です。この地がよくて移住を決めたわけではないのに、結果はオーライでした。これまでCHAZENをどうするかに頭を悩ませてばかりだったのが、ようやく新しい生活のほうに目を向けられたのを実感しました。希望の光が見えたような......。

これは始まりです。
終わると思うと寂しいばかりですが、新たなCHAZENに向けてのスタートだと思うと元気が出てきます。

あと2週間となったこれまでのCHAZENと同様、新しいCHAZENをどうぞよろシュー。