CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

備蓄すべきは平常心

日ごろ何かの機会があるたびに私が言っているのは、断食を経験しておくと2、3日食べなくても大丈夫とわかるので、災害などの場合にもあわてずにいられるということ。

某嬢は先日の台風の時にそれを思い出して、食料買い込んだりしなかったらしい。
でも、ごめん。私たらふく食べておりましたの。だって、リトリートやるつもりで食料買い込んであったから、それをどんどん食べないといけなかった。おまけに停電だから早く片付けないといけなかった。

その上、停電で冷凍庫がダメなのでお向かいさんからイタリアンパセリのスコーンをいただいたりして、むしろたいへん充実した食料事情であったという......。

f:id:chazenyoga:20191023175010j:plain
チャイによく合っておいしかったー


私が言いたいのは災害があったら断食しなさいということではない。災害に備えて食料その他を用意しておくことも大事だ。ただ、どんな災害にも困らない備蓄はありえないから、絶対ってことはない。だから足りないかもしれないと不安になってさらに買い込むよりも、なくてもなんとかなるという平常心を備蓄しておいたほうが有効だと思うのよね。

あとねえ、私が感じていることは、テレビやインターネットからの情報に頼りすぎず、データだけでなく、自然そのものから危険がどれくらいなのかを感じとる力をもつのがヨーギンではないかと。感じる力、直観力、危険が迫ってきたときに、本能的な危機感知力を発揮できるような鋭さを養うには、ヨーガの修行とともに自然の中からさまざまな兆候を読み取る経験が必要だ。

昨日の茶禅会ではそんな話をしていた。


台風の翌々日。別荘地の外まで散歩に出て橋から川を眺めてみた。

f:id:chazenyoga:20191023190524j:plain
この川は千曲川に流れ込んでいるはず


現代人の感じる力は、人の顔色を窺ったり反応を気にすることにばかり費やされているのかもしれない。

もっと原始的になって
もっと野生的になって
ハダカのまま感じてみようよ



今週末は森のリトリート。
屋外で過ごす時間を多めにして自然をたっぷり味わってきます。焚き火ができるお天気だといいなあ。