CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

2018-01-01から1年間の記事一覧

ノワールな11月

11月ですねー。 経験上、CHAZENではだいたいこの時期になると人が少なくなるのです。マイソール的暗黒時代、あるいはマイソールの冬、マイソール・ノワール......。朝が暗い、寒くて起きられない。あるいはそれゆえに風邪を引いたり体調を崩す人が多いのでし…

休み明けのCHAZENあれこれ

素敵な休日を過ごしたあとは、いつものCHAZENの朝。やっぱりCHAZENの朝練は落ち着くなあ......。 休暇でエキサイトして仕事でリラックスという、あっちもいいけどこっちも好きよ的な、なんともありがたい我が身の上でございます。みなさんそれぞれが、それぞ…

至福の朝練

山ごもりの毎日が楽しすぎてヤバいです。 自分の家ではないのに、毎晩おそろしいほど熟睡できるのは、漆黒の闇と静けさのせいでしょうか。そして4時前にパッチリ目が覚める。いまだポンコツな身体とはいえアシュタンギなので、ここでも一日は練習から始まり…

気づきのシェアタイム

入門じゃない方のヨーガ・スートラクラスでは、前半が講義で、後半はお茶を飲みながらの「気づきのシェアタイム」にしています。最初のうちはあまり活発な発言がなかったのですが、徐々に興味深い発言が出てくるようになりました。先日a嬢がシェアしてくれた…

CHAZEN米はオアズケ

前回でCHAZEN米は出来上がり、昨日の収穫祭で玄米を受け取る予定だったのですが、その後の雨続きで他の人たちの脱穀や天日干しができず、収穫祭は来月に延期となりました。それで昨日は急遽スケジュールが田んぼの修復作業に変更されたのでした。朝東京を出…

星覚さんが帰ってくる!

しばらくベルリンでドイツ人修行(?)をされていた星覚さんが、来月日本に帰ってらっしゃいます。今年のお正月に雲水かるたのワークショップをして以来の帰国です。こんなに長いことCHAZENを不在にされていたのは初めてなので、まるで船乗りのお父さんが久…

ポーズという乗り物

やればやるほど、ポーズはどっちでもよくなる。 それがアシュタンガでしょうかね。アシュタンガヨガといえば、伝統的かそうでないかは別にして、やっぱりポーズが飛び抜けて目立ちます。世間的にもまずほとんどの人はポーズに目を奪われるというか、そこに魅…

足るを知る

本日の入門ヨーガ・スートラのテーマは、アパリグラハ(不貪)について。 必要以上に所有しない。貯め込まない。貪らない。ということです。これまで取り上げたヤマ(禁戒)のアヒムサー(傷つけない)、サティヤ(嘘をつかない)、アステーヤ(盗まない)な…

部長のオシゴト

先日盲導犬とご一緒する機会がありまして。 当然ながら、あっぱれな振る舞いで、まさに犬の鑑。だけど、ずっと見ていると、かわいい仕草をしたり、私の足をくんくんしたり、やっぱりワンコなんだな。わしゃわしゃ可愛がりたくなってしまう。Healingのエンジ…

何かが見えてくる

会うたびにイモートが絶賛していたドキュメンタリー映画『人生フルーツ』。ようやく観ることができた。公開されたのはだいぶ前なので、ご存知の方も多いと思うけれど、90才の建築家と87才の奥様の暮らしをほんわりとしたタッチで綴った作品。観る前から自分…

カルマヨーガの極意

マイ田んぼのSOSA PROJECTでは、毎月第一土曜日に地域の草刈りや木の伐採など環境整備をお手伝いする里山活動を行っているのですが、遅ればせながらCHAZENもきのう初めてその活動に参加してきました。ボランティア活動は人気ないと思いきや、カルマヨーガの…

林住期の楽しみ

生やしてる白髪が伸びてきて、鏡を見ては「かっけえ〜」と悦に入ってるワタクシ。なぜ白髪が忌まわしいものだと思っていたのか不思議だ。いらないもの、いらない考えを捨てていくと人生はますます楽しいものになる。夜明け前に犬と散歩していたら、急に「あ…

まずアシュタンガ、次いでインド思想

最近、インド思想クラスのことについてあれこれ考えていたのですが、先日のスートラクラスにて「ここで私が伝えたいことがすんなり伝わるのはある程度の価値観というベースを共有できているからだ」と実感したのでした。つまり、そのベースがないとまったく…

脱穀

今まで田んぼの作業日はいつも晴れていたのですが、はじめての曇りときどき雨。”美しい日本の里" 風味連日の雨や曇りでハザに掛けた米が濡れて、きのう一日の晴天で乾くかどうか......ということで、実は、昨夜になって「明日の脱穀作業は中止」という連絡が…

なくても大丈夫

先週の茶禅会で提案し、本日、久しぶりに粥坐の会を開催しました。坐禅の前にはみんなそろって永平寺式の雑巾掛けを。これをやってから坐ると気分が違うのです。そして、みんなでやるとあっと言う間にきれいになります。坐禅のあとに、これも永平寺式の作法…

アシュタンガが音楽であることについて

ヨガスタジオで教えていたころ、ちゃみさんのサンスクリットカウントが好きと言ってくださる人が多かったのだけど、それはある一定のリズムの中で動き続ける心地よさによるものだと思っている。初めて行ったマイソールから帰国直後に担当することになったハ…

作務という瞑想

「ここはよー、ヨガ教室なんだってよ。半分ずつやるしかないな......」昨日の朝、最後の数人が練習しているとき、外壁補修の足場で職人さんが話している声が聞こえてきた。すかさずベランダに出て、工事の内容など聞き込み調査をする。次の工程はベランダの…

ひたすら打ち上げます

春先に大入り満員で始まった新しい座学のクラスも、気づけば「あの人々はどこに?」 そのうち「そして誰もいなくなった」?だんだん人が減っていくのは恒例なのですが、その理由について思いを巡らせて、もうちょっと工夫したほうがよかったかなどと反省はし…

欲がなくなると、欲に気づく

人間の欲について考える日常を送っていると、欲も実にさまざまあることがわかる。かつての自分は、常に「ひとかどの人間」になろうとしていた。それは多くの人が持っているであろうごく普通の、人間としての中身を充実させたいという欲望であり、それを向上…

アシュタンガを続けられる人・離れていく人

アシュタンガを続けられる人と離れていく人は何が違うのだろうか。 ふとそんなことを思ったりするが、それはアーサナの能力やあきっぽいなど性格の問題ではないような気がする。アーサナがすいすいできちゃうとか、何やってもぜんぜんうまくできないとか、ま…

実りの時

あの、炎天下の草取りからひと月半。chazen.hatenablog.com田んぼは実りの時を迎えていました。風にたなびく黄金色の稲穂 稲は自ら大きくなったわけですが、いよいよ成長した姿を見ると実に感慨深いものです。 よくぞ無事育ってくれたと。りっぱに育っている…

手放すほどに豊かになる

朝日のアフロヘア記者のことは、なんとなくは知っていた。けれど、何ひとつ読んだことはなかった。最近になって彼女の『寂しい生活』という本のことを知り、瞑想しているイラストの表紙に反応してさっそく図書館で借り、蓼科行きのお供にしたのだった。一晩…

マルチタスク

お申し込みのメールによく「ご担当者様」と書いてあるのですが、メールの受信者は私(ちゃみ)だけです。代講の先生以外はアウトソーシングはなく、一人でありとあらゆる業務を行っています。表向きはマイソールの指導、ヨガ思想講師、坐禅会オーガナイザー…

琴浦町の梨とキューピー

琴浦町のあの方が、またもや梨を送ってくださいました。青リンゴのような二十世紀 先だって旦那様と一緒に、ちらっとCHAZENに顔を見せにきてくださったあのN嬢です。今年は禅の旅を開催していないのに、また琴浦町のおいしい梨がいただけるなんて、ほんとう…

ウサギ小屋問題

出席率がアップすると、同時に問題も生じる。CHAZENはなんたって「プチ・シャーラー」なのである。そもそもがウサギ小屋であるので仕方がない。練習スペースはちょうどいいカンジなのだけど、更衣室、靴や荷物置き場はなんとかせねば、と常に課題の状態。特…

自我意識林高美から薄美へ

人間は人からほめられると喜び、けなされると不快になります。人からどう見られるかという評価を気にしたり、誰かに認められたい、わかってほしいという思いがあります。それは<私>という意識、つまり自我意識があるからなのですね。以前書いた私の悩みも…

太陽礼拝を教えるWS

楽しくて仕方ない系の笑い声でいっぱいな2時間でした。わたしの予想してたものとだいぶ違った雰囲気だったんですよ。参加者が練習してるときとも、座学のときとも違う表情を見せていたのが印象的です。そして、教えるの上手やん!! もっと、緊張したり、口…

なんでもなーい!

先日、図書館の入り口で、小さい子どもを二人連れた若いお母さんと、歩行の補助用カートにつかまっている80代くらいの女性が立ち話をしていました。「子育てなんか、なんでもなーい!」年配の女性がカラっと言いました。 「子どもなんて、すーぐ大きくなっち…

毎日ついやってしまうのがアシュタンガ

明日15日、CHAZENはお盆休みです。 元旦もお休みしなくなった代わりに、暑い時期にお休みを入れようと考えたのは昨年だったでしょうか。月〜金の週5日が主流だった日本のマイソールをインドと同じ週6日にしたいと、これまで極力休まないようにしてきたんです…

茶禅会とそうめんパーティ

本日は茶禅会でした。この会では、坐禅して、正法眼蔵随聞記を読み所感を述べてもらうのですが、みなさんのコメントは至極まっとう。ひねくれたコメントもないし、自説を延々述べまくったり、理屈をぐりぐりこねくり回すような人もいない。「上澄み」な人た…